黄単ワンショットパーツの話 その1

今日も対戦はしていないので、デッキ対策の話でも書こうと思ったのですが、連続で書くのもアレなので、逆に使用側(黄単ワンショット)のデッキについて書きます。
タイトルの通り、パーツとなるカードについて書きますが、「採用するカード」ではなく、「採用していないカード」にスポットを当てていきます。
※前提として、単に黄単ワンショットと言っても様々な派生があり、それぞれで採用するカードが異なる為、ここでは自身が使用しているデッキタイプを対象にした内容で書きます。

■使用デッキ

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■デッキタイプ
7点ワンショット特化型
■ワンショット基本パーツ
アリエLv3、ニケLv3、ミカエル、カパエル、マネーゲーム1or軽減3枚
■補助パーツ(上記手札に+αでワンショット可能な状況を増やすカード)
世界樹の恵み、玉璽、メフィスト、JOKER(無明滅殺)

 

■対象カード

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(C)SEGA
【ストライクナース】
黄色 ユニット CP3 4000/5000/6000
■援軍/天使
このユニットがフィールドに出た時、
【天使】ユニットのカードを1枚ランダムで手札に加える。
■サポーター/天使
あなたの【天使】ユニットのBPを+1000する。

■メリット
1)ワンショットの必須パーツとなるニケ、ミカエルをcipで引ける(可能性がある)。
2)自身を含め天使ユニットのBPを+1000する。(単体で実質3CP、BP5000)
3)3CPなので初手軽減で出すことが可能。
4)ユニットなのでカパエルからアクセス可能。
5)   〃   進化元、人身御供、軽減に使用可能。
■デメリット(天空の楽園と比較)
1)自身のcip、天空の楽園でニケやミカエルを引く確率が下がる。
2)ナース以外では、ニケ、ミカエルくらいしか天使が入らない為、サポーター能力がほぼ飾りになる。
3)3CP、BP5000は重く、赤環境に脆い。
4)カイムからアクセス出来ない。カパエルからアクセス可能だが、カパエルはワンショットパーツでなるべく温存したい為、ナースの為に使用する余裕が無い。※むしろ、カパエルからならナースを経由せずにニケやミカエルを持ってくる方が良い。

■不採用理由
とにかくデメリット1)が、文章の内容以上に影響が大きい為です。単にニケ、ミカエルを揃えるのが遅くなるだけではなく、ニケORによるデッキ圧縮も同時に阻害されます*1。ですので、人身御供やエンビルといった「生き延びる為のカード」を引く可能性が下がり、「パーツは揃ったが耐えれなかった」、「後半に引いて使える場面が無くなった」といった状況になり易くなります。
また、デメリット3)は環境によってはさほど気にならない場合がありますが、現環境ではベルゼブブ、アザゼル、ブロウアップ、チェインフレイム、マーヤ(2体並んでも5000にされる)を見ない日は無いので、無視はできません。逆に考えて、5000以下なら3000でも一緒(最低限相手のサーチユニットと相打ち可、暴虐には有意差あり)なので、トリガー起動や軽減用にCP2の軽いユニットを選択した方が良いという考えです。現在この枠はホーローセンになっていますが、次点でカンナやヤシオノトクリ等が候補になります*2。
このカードを採用するならば、サポーターという並べば強い能力を生かし、初手軽減ナース→2ターン目ナースorアメノウズメ+他1という形が取れて、ジャッジメントを搭載したタイプのデッキになると思います。場を肥やしながらパーツを揃えつつ、隙あらばジャッジ+マネゲ+ミカエルが狙える形、現状ですとアルカナカップのデッキ等が一例でしょうか。こちらの強みは、一度、盤面を形成できれば多量のCPを注ぎ込まなければ崩され難いことだと思います。また、ナースと楽園が回れば、最速でワンショットパーツが揃う(可能性がある)のも強みです。

*1:これについては、「プリティベルも同じではないのか?」という疑問が生じるかと思いますが、ナースとは大きく異なる点が2つあり、プリティベルの方はむしろ3積み必須と考えています。1点目はCPです。プリティベルからプリティベルを出しても4CPに対して、ナースからナースを出した場合は6CPで、自身を引いてきてしまった後のリカバリーのし易さが段違いです。2点目は種族トリガーの第2効果の存在です。天空の楽園はPA成功時に2色の天使ドロー、一方、世界樹の恵みはアタック時にユニット1体の行動権消費です。前者は発動した所で第1効果と一緒ですが、後者はワンショットの強力な補助となり得ます。天使はトリガーをドローにのみ使えますが、精霊は1枚は温存したい為、サーチユニットの重要性が違います。

*2:ヤシオノトクリはDOP的な意味での候補です。カンナについては、仮にDOPを無視出来たとしてもホーローセンと入れ替えるかは悩む所です。詳しくは、いずれカンナについても同様に不採用理由を書く予定ですのでそちらで。考察のポイントは、「1点の必要性」です。